宮田さんの本「黎明期のパソコンゲーム開発」を読み終えたので、自分の感想などを交えた事を書きたいと思います。
【本の内容】
宮田さんが最初に購入したパソコンはTK-80というマイコン トレーニングキットだそうです(TKはトレーニングキットの略)。
このTK-80、基板に16進数を入力するキーと7セグメントLEDが8行分ついたものです。
例えるなら基板がむき出しの大きな電卓のようなものです。
ニーモニックという命令を機械語の16進数に変換し、それを入力して実行することで、7セグメントLEDに結果が表示されるという、シンプルな事しか出来ないものでしたが、今でこそパソコンは完成された形で売られていますが、当時は それがまだ無かったのです。
宮田さんは これを使う事で、ハンドアセンブルの知識と技を得たそうです。
そしてPC-8001が発売されると、アルバイトをして購入。
はじめはBASICを使っていたが、速度を稼ぐ為にマシン語を使うようになる所は、多くのプログラマが通る道でしたね。
また、作ったものをコンテストに出し、入賞したそうです。
当時 最新のパソコンPC-8001でも、機能に限りはあり、いかにして表現するかマシンの仕様を熟知する必要があったと書いています。
私がコンピュータに興味を持ち始めたときは、既にパソコンが様々なメーカーから発売はじめた頃で、近所の人が持っているという理由だけで、FM−7を購入しました(この選び方は、自分の為にならず、後悔してます)。
BASICの入力 保存 表示 修正は出来ましたが、文法 意味 使い方も、難しいと思い知ろうとしませんでした(今思うと、パソコンを持っていたのに なんてもったいない事をしたのだろうと思います)。
そんな過去の思い出から、今までずっと引きずっていたものが、「自分でゲームをつくってみる」です。
環境や時代こそ違えど、今現在チャレンジしていますよ。
目標は、雑誌に投稿するぐらいのレベルのゲームをつくる事です。
マイコンBASICMagazineも復刊したので、応募しても良いですね。
そんな自分の過去を思っても、宮田さんの探究心と努力には脱帽です。
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