処理落ちも仕様

グラディウス3処理落ち比較 ゲーム
グラディウス3処理落ち比較

「グラディウス3で処理落ちをなくしたら、クリア不可能」という記事を読みました。

グラディウス3処理落ち比較
グラディウス3処理落ち比較

そもそも「処理落ち」って何?

ゲームの仕組みで、一定期間の間にするべき処理を完了させています。

昔のゲームでは、基本ブラウン管モニターですべての描画が終わり、新しい描画が始まるまでの間に処理を完了させて、一定の動きを表しています。

時間でいうと、約60分の1秒です。

しかし、処理する量が増えてくると、一定期間の間に終了できない場合があります。

例えば、シューティングゲームで敵や敵弾が画面一杯表示されると、当たり判定チェックがそれだけ分増えて、一定期間の間に終了できなくなります。

一定期間の間に終了できない処理は、次の期間に持ち越されます、それでも終わらなければ、また次の期間へとどんどん遅れていきます。

すると、画面ではゲーム全体がスローモーションで表示されるようになります。

これが「処理落ち」と呼ばれる現象です。

どうして処理落ちを無くせられたのか?

当時こそ最新のハードウェアを使っていても、表現能力や処理能力は非力でした。

なので、プログラムのテクニックなどで、カバー出来た事もありますが、限度があります。

現行のハードなら、エミュレータで実行しても、ゆとりは十分あります。

今回の場合は、チップを性能の良いものにアップグレードしたようですが、今なら手段は幾らでもあるでしょう。

処理落ちありき

話は戻り、当時のゲームでよく起こる処理落ちの現象は、開発者の間では周知の事実であります。

そして、知っていて発売しているという事を考えると、「処理落ちは仕様であり、不具合ではない」と捉えられます。

また、シューティングゲームの場合だと、

敵や敵の弾が沢山出てきた→避けるのに難しいのでなにか対策を!→スピードを落として難易度を下げる

という関係性が生まれ、「処理落ちは必要」で、それを含めての作品(ゲーム)と言えます。

なので、改造などを含め処理落ちの現象を無くすことは、ゲームバランスが崩れ、面白さに影響を与えるまでになります。

ということで、結論は「処理落ちも愛せ」です。

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