ALL ABOUT マイコンBASICマガジンⅢ

「ALL ABOUT マイコンBASICマガジンⅢ」大橋編集長 電波新聞社勇退記念SP イベント
「ALL ABOUT マイコンBASICマガジンⅢ」大橋編集長 電波新聞社勇退記念SP

2024年5月18日土曜日、大田区市民ホールにて行われた、「ALL ABOUT マイコンBASICマガジンⅢ」へ行ってきました。

このブログでも書いたと思いますが、自分は創刊号からスーパーソフトマガジンぐらいまでの読者で、全盛期の内容を知る読者ではありませんでしたが、大橋編集長へお礼参りという気持ちで参加しました。

大橋編集長にお礼を言いたい元ベーマガ読者は集まれ!
大橋編集長にお礼を言いたい元ベーマガ読者は集まれ!

3部に分かれていて、そのテーマに関わる方が登壇してのトークショーでした。

また、各章の最後にサプライズがあり、多くの方々が盛り上がっていました。

自分のハイライトは そこではなく、森 巧尚先生の「移植テクニックマスター大作戦」(多分、当時の特集コーナーのタイトルだったと思う)のBASICでのテクニックを幾つか紹介していたのを自分が理解できたことに感動しました。

当時、親にFM-7を買ってもらい、その機種の掲載プログラムを打ち込んで遊ぶレベルまでのユーザーでした。

ただ、BASICの文法や意味を理解していないので、見て打ち込んで実行すると必ずエラーが出て、実行できません。

そして、そのエラーには行番号を示されていました。

その行番号を一字一字追って、間違いがないかを調べていくのです。

その間違いが自分の読み間違いか打ち間違いで、直したら実行できれば良いのですが、今度は実行できてもゲームの挙動がおかしかったり、違うエラーが出たりして、その行番号のプログラムの打ち間違いでないと、詰んでしまいました。

プログラムの内容を読めて理解していたら、自分なりの仮説を立てて、怪しいところの処理をチェックしたりして、間違いを突き止められるのですが、私にはそこまでの知識がありませんでした。

なので、打ち込んだゲームも、運良く遊べたときと、エラーがわからず諦めてしまったものもありました。

時は経ち、ゲームプログラムのことも忘れ、でもずっと好きだったことに大人になってから気づき、再びチャレンジして、それなりに知識と技術を持つことが出来ました。

そして、答え合わせの様に今回のイベントで、プログラムの解説をするのを理解し、昔の思い出が昇華されたような気分でした。

今から思い返すと、ゲームプログラム未経験から、雑誌への投稿者になるには、各段階があると思います。

第1段階:キーボードの撃ち込み&修正が出来、コマンド「LOAD」「SAVE」「LIST」「RUN」が使える。

雑誌のプログラムリストを見て撃ち込み、保存して読み出して表示し、実行できる。

第2段階:BASICの文法を理解し、プログラムで何をやっているのかがわかる。

こうなると、エラーが出ても間違いを見つけられ、ほぼ対処できるようになります。

第3段階:ゲームプログラムの改造が出来るようになる。

プログラムも読めて、何をやっているかが解れば、次は改造です。

「自分ならこの処理はこう書く」と書き換えたりして、最適化や高速化などをして、自分のものをアウトプットできるようになる。

第4段階:自作ゲームを作り、投稿する。

オリジナルのアイディアがあればそれを作り、他機種での気になるゲームがあれば自分の使う機種に移植したりします。

自分は、第1段階止まりでしたが、第1段階から第2段階への道が、大変だと思います。

何と言うか、ここを理解するかしないかで、見える景色が全く違うと思います。

第2段階まで来たら、あとは他人のプログラムを読みまくれば、知識と技術は比例してついてくると思います。

そんな事を、家に帰ってから思いました。

イベントの最後に希望者は、大橋編集長と写真を撮ったり、少し話せる機会があり、自分の好きのキッカケである雑誌の編集長に「昔は、プログラムの意味さえわからなかった子供でしたが、今 趣味でゲームをつくっています!ありがとうございました。」とお礼を言うことが出来ました。

「大橋さんは、たくさんの種を撒いた」と誰かが言ってましたが、本当にその通りで、かなり遅くに芽を出したのが私です。

私も非力ながら、ゲームプログラムの面白さを伝えて、種を撒きたいと思います。

大橋さんと私
大橋さんと私

大橋さん、お疲れさまでした&ありがとうございました。

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