宮田さんの本「黎明期のパソコンゲーム開発」を読み終えたので、自分の感想などを交えた事を書きたいと思います。
【本の内容】
多くの作品が他機種へ移植されていた時代
FANFUNも誘いがあり、様々な条件の中、唯一PC-6001mk2に移植
移植とはいえ、改良などを行った為、タイトルに「NEW」を付ける
なぜ、PC-6001mk2だったのかは、CPUがZ80なのと、解像度が関係している
つくるにあたって、前回の設計書などは無く、機械語のプログラムを読んで「なんの処理をしているか」を理解する所から始まった
以前ステージのバリエーションを増やす為に、仕掛けを作ったが、今回は仕掛けを組み合わせて用意した
画面設計は、方眼紙に描いて行う
ロードランナーを参考にして、詰むことのない配慮をした
ロード中の画面に簡単な説明を表示した
特典を1ボールにつき、1点から100点に変更
説明書も改良して書く(ストーリーも書く)
【私の感想】
移植は、販売会社(ここでは当時のENIX)の社員が行っていたと思っていたが、作者が実際に行っていたと知り、驚いた。
移植でも改良を加え、クオリティを上げるところに、宮田さんの魂を感じました(名付けて「ミヤタスピリッツ」)。
FANFUNがプレイできるのは、PC-8001とPC-6001mk2のみという事で、貴重なゲーム(上位機種は省く)。
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